ビタミン・ミネラル不足がいじめの原因になる

社内いじめ、職場いじめという言葉をこのごろよく聞きます。どうやら「いじめ」は子どもの世界だけの出来事ではなくなったようです。

あるデパートに勤めるA子さん。女性の多い職場です。A子さんは大卒2年目です。歳は下でも先輩として接しなければなりません。先輩の女性社員には高卒や短大卒の人も先輩たちにとってみれば、A子さんはなにかとおもしろくない存在です。

「大卒だと思っていばっている」「上司もひいきしているんじゃない」などと、面と向かっていわれもします。お昼休みやアフター・ファイブも、A子さんだけ仲間はずれ。

「私は学歴のことなんて気にしていないし、ごく普通にふるまっているのに…」毎日仕事に行くのがつらくなり、A子さんはうかない顔です。

「だから女はダメなんだよ」男性社員はこんなふうにいいますが、ほんとうにそうなのでしょうか。それとも、この先輩の女性たちが特別意地悪な性格なのでしょうか。

「いじめ」というのは一種のストレス解消法なのです。過食を続けていくと、エネルギーがよけいにたまり、それを発散する場を作ろうと、他人を気にしたり、悪意をもったり、イヤな思いをさせようとします。そうすることでスッキリするわけです。

決して先輩たちが女だからでも、意地悪だからでもありません。ですから、人と快く接するには、エネルギーをためないで完全燃焼させることが大切です。過食を避けることはもちろん、エネルギーの燃焼を助けるような栄養素、ストレスをためないような栄養素を充分にとることが必要なのです。

それらの栄養素として、ビタミンB1、カルシウム、ビタミンC があげられます。まずビタミンB1。エネルギー源であるデンプンや糖分を燃やすのに、ビタミンB1は触媒の役目を果たします。

これが不良すると、燃焼がうまくいかないため、乳酸が体にたまります。乳酸は疲労を作りだす物質で、肩こりのもとになるうえに、精神状態を不安定にすることもあるのです。

また、ビタミンB1は、脳の働きを高める、セトロニンという物質をつくります。ビタミンB1が不足すると、ちょっとした考えがまとまらなかったり、1つのことに集中できなくなるのです。

ビタミンB1は米や人麦胚芽にたくさん含まれています。胚芽は精白した穀類には含まれていませんから、白いごはん、白いパンをいくら食べても、ビタミンB1をとることはできません。

最近の若い女性が「いじめ」に走るのも、蛋白質や油もの、精白された粉を使ったパンなどが主体の、ビタミンB1不足の食事をしているからです。ごはんはなるべく胚芽米や玄米を。パンも胚芽パンなどを選ぶようにしてください。

カルシウムもまた精神の安定と深く関係しているミネラルです。学校で習う家庭科の知識では「カルシウム= 骨をつくる栄養」と覚えているかもしれませんが、実際にはそれだけではないのです。

カルシウムは自律神経を安定させる働きをもっています。内臓の機能を調整し、脳の神経をしずめます。また、カルシウムには、充分に摂取するとビタミンB1をしっかりと脳にためこむ作用もあるのです。

つまり、カルシウムが不足するとイライラして、精神が不安定になるのです。カルシウム不足もまた「いじめ」の原因になるわけです。

そして、ビタミンC 。ビタミンC は副腎皮質ホルモンを作ります。背中についている小さな器官ですが、そこで作られるホルモンはストレスに対し、ストレスから体を守る働きをします。

カルシウムを多く含むのは煮干しなどの小魚です。また、ビタミンC はパセリやブロッコリーなど緑の濃い野菜や緑茶にたくさん含まれています。

いずれも、ファーストフード中心の現代女性の食事にはあまり登場しないものです。ビタミンB1、カルシウム、ビタミンCの三種のビタミン、ミネラルについて詳しくお話しましたが、ほかにもストレスをやわらげ、気持ちをリラックスさせるものはたくさんあります。

小麦胚芽やマグロ、レバーなどに含まれるビタミンB6。ピーナッツに多いパントテン酸も、ストレスをやわらげる効果をもちます。

脳の細胞が順調に働くには、血液を通して酸素が充分に送られることが第一ですが、ビタミンE は脳細胞が必要としている酸素を得るのを助けます。

ビタミン は、小麦胚芽油や紅花油などの良質の油、ヒマワリの種やアーモンドなどのナッツ類に豊富に含まれています。

カキ( 貝) やショウガ、牛肉に含まれる亜鉛は、体の機能を管理し、脳の働きを助けます。また、小麦フスマや胚芽、ソバ、アーモンドにあるマグネシウムも、神経が正常に機能するのに不可欠のものです。

このように、心身の健康にどうしても必要なビタミンやミネラルは何種頼もあり、たくさんの食品に含まれています。

これらの食品をバランスよく、過不足なく食べることがベストなのです。ビタミンが必要だからといって、錠剤を何種頼も飲むことが一時期はやりましたが、あれではダメです。

ビタミンやミネラルは食べものを通して摂取しなくてはなりません。それぞれの食品の栄養素のバランスが、人間の体のバランスをつくっていくからです。

「いじめ」なんて、ほんとうはするほうもされるほうもイヤなものです。ストレスから余ったエネルギーを他人にぶつけ、それがまた新たにストレスを作っていく、こんな悪循環のくり返しはやめにしたいものです。ビタミンやミネラルをたっぷりとることで精神を安定させ、よい人間関係をつくっていきましょう。
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by supplementguide | 2016-04-05 19:15 | サプリメント

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